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IT関連や3Dプリンタの記事、たまに生活のメモを書いていきます。

UniFi Dream Routerの話 ①購入前

我が家のネット環境は、ルータとして2016年に逸般の誤家庭で流行したUbiquiti EdgeRouter-Xを使用。
Ubiquiti Networks Edgerouter ER-X(日本国内)

Wi-Fi APはメッシュ対応で高コスパだったNETGEAR Orbi Micro(初代)RBK20を使っています。
RBK20もそこそこ高機能だったと思いますが、ER-Xがあるので割り切ってAPモード運用です。
[メーカー生産終了品]NETGEAR メッシュWiFi無線LANルーター 2台セット 11ac 速度AC2200 Orbi Micro トライバンド RBK20カバー範囲200㎡

現状何も問題はないのですが、EdgeRouter-Xは7年物なのでぼちぼち老朽化が心配な時期です。
ER-XはOpenVPNサーバを立てたりVLANを切ったりと高機能ルータとしてしっかり活躍してもらっているので同じようなルータにリプレースしたいところですが、ER-Xの後継機が無いんですよね。
日本のUbiquitiストアにはEdgeRouterは影も形もありません。
アメリカのUbiquitiストアにはEdgeRouterシリーズが残っていますが、いまだにER-Xが現役で、新製品はなさそうです。
UbiquitiはEdgeRouterよりもUniFiシリーズを推したいような印象ですね。

どうしようかなぁとサイトを眺めていると、UniFiシリーズの中にWi-Fi6対応のUniFi Dream Router(UDR)というのを見つけました。お値段34,998円(税込)。

UniFi Dream Router ドリーム ルーター – Ubiquiti 日本公式ストア

UniFiシリーズはエントリークラスのDream Machineでも5万円オーバーで眼中になかったのですが、いつの間にかお手頃モデルが出てたんですね。

ちなみに、UniFiシリーズは基本的にはコントローラー(UniFi OSコンソール)、ゲートウェイ、スイッチ、Wi-Fi AP、その他カメラや入退室管理、IPフォンのようなオプションを組み合わせて構成する思想みたいです。
UDRはコントローラー、ゲートウェイ、スイッチ、Wi-Fi APのオールインワン型になっています。

スマホもノートPCもだいたいWi-Fi6対応になってきたのでAPがWi-Fi6非対応なのも何だか悔しい気がしますし(笑)、UDRを買って、ER-XとOrbi Microをまとめてリプレースしちゃいましょう。

スペック比較

有線LAN、ルータ機能
項目 UDR EdgeRouter-X
プロセッサ Dual-core Arm Cortex A53 1.35 GHz Dual-Core 880 MHz
メモリ 2 GB 256 MB
インターフェース WAN GbEx1、LAN GbEx4 GbEx5 ※WAN/LANの割当は自由
PoE 2ポート、合計32W 入力1ポート、パススルー出力1ポート
VLAN
Bonding 不明
Firewall
VPN Teleport(WireGuard)/L2TP/OpenVPN ※ IPSec/OpenVPN/PPTP/L2TP

※ UDRは、証明書を使用したL2TPとOpenVPNには対応してなさそう

Wi-Fi機能
項目 UDR Orbi Micro(RBK20)
規格 IEEE 802.11a/b/g、Wi-Fi4/5/6 IEEE 802.11a/b/g、Wi-Fi4/5
バンド数 2 3 ※ただし1つはルータ-サテライト間のバックホールのため、実質2
MIMO 4x4 2x2
スループット 2.4Gbps(5GHz)/600Mbps(2.4GHz) 866Mbps(5GHz)/400Mbps(2.4GHz)
メッシュ 〇 ※要追加購入 〇 ※最初からルータとサテライトのセット

次回は、UDRの設置と初期設定について書きます。 suzu-ha.com