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IT関連や3Dプリンタの記事、たまに生活のメモを書いていきます。

メガネ型カメラを自転車のレコーダーにしようとした話

自転車通勤をしているとたまに危ない思いをします。
交差点で対向車線の右折車が無理なタイミングで突っ込んできたり、
自転車通行帯がある歩道で、ノールックで自転車帯を横切る歩行者がいたり。

自衛のため自転車用のドラレコ的なものが欲しいなと思ってましたが、ついに重い腰を上げてやってみました。

商品探し

自転車向けの製品

自転車用ドラレコを調べてみると、おおむね4タイプあるようです。

①ハンドルバー装着タイプ。一番お手軽な形状だと思います。

②ライトに擬態しているタイプ。
この製品の場合は白/赤両方対応しているので、前後どちらにも取り付けられますね。

③ヘルメットに装着するアクションカム的なタイプ。

④首掛けタイプ。U字型で、両端(前方左右用)と真ん中(後方用)の3カメラで撮る高級品です。

また、①③の形状で前後撮影のモノもありますね。

①はお手軽ですが、ハンドルバー取り付けの場合、カゴにカバンを入れると視界を遮ってしまう不安があります。
②は、既に明るいヘッドライト(以下の記事)とテールライトがあるので、取り換えるのはもったいない。 suzu-ha.com ③はチョンマゲみたいになるので却下です。(使っている人がいたら申し訳ない表現ですが)
④は高杉。それに降車時にどこに収納するのよ?という問題もあります。

自転車以外向けの製品

アリエクを眺めていて思いつきました。メガネ型カメラでいいのではないかと。
レンズの位置はセンターの方が良いのでしょうが、メガネのど真ん中に丸いレンズがあると違和感ありまくりだったので、今回は左端にレンズがあるモデルを選びます。
送料込み1500円くらいだったので迷わずポチりました。
(アリエクの商品ページが消えてしまったので画像だけ貼っときます。)

Amazonでもおそらく同一商品と思われるものが複数出品されていますね。

実物確認

届いたものがこちらです。

機能は左のツルに集中しています。
(ボタンが見えづらいですが)青く光っているLEDの隣にボタンが1個だけあります。
ここを長押しして電源オン/オフ、電源オンの時に短く押して静止画撮影、2秒押しして動画撮影開始です。
動画撮影開始と電源オフがどちらも長押し系の操作になっているので、動画撮影開始できたかどうかLEDの目視確認は必須です。

なお、動画撮影中はLEDは消灯しますので、視界の中で光って邪魔くさいという事はありません。

左のツルを折りたたんだところにmicroSD挿入口があります。
写真ではmicroSDが飛び出した状態にしてますが、しっかり奥まで刺さります。(そのせいでかなり取り出しにくい。)

左のツルの下側にmicroUSBポートがあります。Type-Cだったら嬉しかったんですけどね。
充電とパソコンへのデータ伝送ができます。

メガネにmicroSDをセットして電源を入れると自動的にPHOTO、VIDEOディレクトリとTIME.TXTファイルが作成されます。
TIME.TXTに日時を書き込んでから再度電源を入れると、メガネがそれを読み込んで現在時刻がセットされます。
インターフェースはボタン1個しかなく本体で時刻設定できないのでこうなっているのでしょうが、変わった仕組みですね。

撮影してみる

このメガネのカメラは、実際の視界に対してだいぶ左上側を向いてます。さらに画角が狭いです。
結果として、「いま自分が見ているもの」とはだいぶ違う景色が撮れています。
イメージとしてはこんな感じでしょうか。

感覚値だけで描きましたが、写真全体が「いま自分が見ているもの」、黒い枠内が「動画に撮れているもの」のイメージです。

実際の動画がこちらです。

なんというか…レトロカメラみたいな画質ですね。
手ブレ補正的な機能はないので、自転車を漕いでいるときのブレを拾いまくっています。
音も風切り音が大変なことになっています。
結果として、ドラレコの代わりにならなさそうです。今回は失敗!