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Chromecast with Google TVのリモコンボタンを修理する

Chromecast with Google TVのリモコンの方向キーのうち下ボタンの効きが悪く、強く押さないと反応しなくなりました。
動作不良が起きて間もなくGoogle TV Streamerが発売されたので、リビング用はGoogle TV Streamerに入れ替えてしまいました。

が、このChromecastも自分の部屋用として活躍してもらいたいので、リモコンを修理してみます。

リモコンの筐体はツメで固定されているので、頑張ってこじ開けます。
こちらの動画が参考になりました。大事なのは気合いです。


www.youtube.com

内部の基板は、上側の筐体にトルクスネジ(星型ネジ)3本で固定されているので、これを取り外します。
トルクスドライバーを使うべきなのですがこんな小さいトルクスは持っていなかったので、精密ドライバーのマイナスで慎重に回したら外れました。

基板が外れました。

基板だけの状態で操作してみたところ、やはり方向キーの下ボタンだけ強く押さないと反応しません。
問題は筐体ではなく基板側にあるようです。

ボタンの接点にアクセスするため、白いシートを剥がしてみます。
内部はこのようになっていました。

ボタンを押すとドーム状の金属板が潰れて基板のパターンに接触し、電気が流れる仕組みですね。
基板、透明なシート、金属ドーム、白いシートという構造になっているようでした。
<図貼り付け>

金属ドームの内側には黒いスポットが出来ていました。
ただし、下ボタンだけでなく全部そうなってましたので、これが動作不良の原因かどうかは不明です。

接触不良が改善することを願いつつ、金属板・基板の両方を綿棒とエタノールで掃除し、白いシートを元に戻したところ…
方向キーの下ボタンが復活しました!

あとは、分解の逆の手順で組み立てて完了です。

検索してみたところ、こちらのブログの方も同じく下ボタンが効きづらくなったようで、同じように修理されていました。
リモコンの設計上の問題があったりするかもしれませんね。
https://digi-78.blogspot.com/2022/12/chromecast-with-google-tv.html