自宅サーバをIntel N100ミニPCで縮小リプレース　①計画編

（2024/2/10追記）
Proxmox編を作成しました。
suzu-ha.com

現行自宅サーバについて

現行の自宅サーバはこれです。

富士通PRIMERGY TX1310 M1。
jp.fujitsu.com
格安・激安サーバの流行が終わるころに購入したもので、遅いCeleronと小さいメモリ（2GBだったかな？）、HDDなしOSなしでお値段15,000円です。激安。
CPUはIntel Xeon-E3 1231 v3、メモリは32GBに換装しています。
サーバ本体と換装したパーツ合計しても6～7万円くらいでしょうか。

購入から7年経ち、プラ部品が劣化で割れるなど古さが目立ってきました。

自宅サーバでは、こいつにVMware ESXiを入れて

気になったOSをとりあえず導入してみたり
Windows ServerのRD Gatewayを構成してプライベートVDI環境を作ったり
メインPCに導入するのはちょっと嫌だなーというソフトを動かすサンドボックス的なWindows環境を置いたり

と、いろんなことをしてましたが、最近は出番がめっきり減ってました。
昨今は電気代が高いので常時起動をやめてしまいましたし、平日帰宅後も、休日も、子供の相手で忙しいのです。

出番が少ないなら自宅サーバを廃止する選択もありますが、かれこれ10年以上自宅サーバのある生活をしてきたのでそれも寂しい。
また、サンドボックス的な環境もできれば一つは抱えておきたいです。

Intel N100の流行

そんなことを悩んでいたら、2022年末くらいからIntel N100が流行し始めました。
YouTubeでもN100搭載ミニPCやノートPCのレビューが沢山出てきました。
ミニPCに使用するような低消費電力CPUながら、シングルコア性能は2017年頃のCore i5に匹敵するというのです。

N100搭載のミニPCで自宅サーバを置き換えられる可能性を感じたので、比較してみます。

CPU比較

Xeon-E3 1231 v3とN100のCPU性能を比較してみます。
さすがにN100がXeon-E3 1231 v3と同等性能という訳にはいかず、マルチスレッド性能では20%ほどダウンです。N100は4C4T、Xeon-E3は4C8Tなのが効いているでしょうか。

しかし、シングルスレッド性能は8.9%ダウンにとどまります。

仮想マシンに1、2コア割り当てて動かす程度なら、若干遅い程度で動くんじゃないかという期待がわいてきます。
画像出典：Intel N100 vs Intel Xeon E3-1231 v3 @ 3.40GHz [cpubenchmark.net] by PassMark Software

機種選定

機種	写真/リンク	価格（2023/8/14時点）	メモリ	SSD
SkyBarium 機種名不明（ミニPC 最新第12世代 Intel N100）		21,900	8GB DDR5	256GB M.2 SATA
CHUWI Larkbox X 2023		26,900	12GB DDR5	512GB M.2 SATA
TRIGKEY G5		32,800	16GB DDR5	500GB M.2 NVMe
Beelink EQ12		38,800	16GB DDR5	500GB M.2 NVMe
MINISFORUM UN100	リンクスのサイト	41,000	16 GB DDR5	256 GB M.2 SATA