Home Assistantでスマートメーターから消費電力データを取得してグラフを表示する仕組みを以前に構築しています。

エコキュートを更新してEchonet Liteでの通信ができる機種になったので、エコキュートのデータもHome Assitantに取り込んでみます。
環境
Radxa ROCK 4C+上に構築したHome Assistant環境です。
SBC:Radxa ROCK 4C+
OS:Debian12
Home Assistnat:Core 2026.7.4 コンテナ版
Home Assistantコンテナの設定変更
今回はHome Assistantとエコキュートの連携のため「HEMS Echonet Lite」統合を使用しますが、システム要件の一つとしてHome Assistantでマルチキャストトラフィックを扱えること、というのがあります。
このためコンテナの設定を変更します。今回は安直にHome Assistantコンテナのネットワークをhostモードにします。
docker-compose.yml の編集
編集個所は赤字のとおりです。docker-compose.yaml全体については以前の記事を参照してください。
# Home Assistant (表示・操作役)
homeassistant:
container_name: homeassistant
image: "ghcr.io/home-assistant/home-assistant:stable"
network_mode: host ←追加
volumes:
- ./ha_config:/config
- /etc/localtime:/etc/localtime:ro
#ports: ←削除
#- "8123:8123" ←削除
devices:
- "/dev/ttyUSB0:/dev/ttyUSB0"
privileged: true
restart: unless-stopped
コンテナの再構築&起動
$ docker compose up -d
MQTTの設定変更
これまではHome Assistantとmosquitto両方ともコンテナネットワーク内にいたので、Home Assistantからmosquittoに接続するときmosquittoという名前で接続できていました。
今回の設定変更でHome Assistantがコンテナネットワークから出ていったためmosquittoという名前で接続できなくなります。これを解消します。
Home AssistantのWeb画面で、
設定→デバイスとサービス→MQTT を開きます。
mosquittoの再設定を選択します。

ブローカーを「mosquitto」から「127.0.0.1」に変更します。

統合の追加
今回は「HEMS Echonet Lite」統合を使用します。
https://github.com/sayurin/hems_echonet_lite/blob/master/README.ja.md
上記ページの中ほどにある以下のボタンをクリックします。

Home AssistantのWeb画面上、HACSメニューの中で「HEMS Echonet Lite Integration for Home Assistant」が開くので、右下のDOWNLOADボタンをクリックします。
バージョン選択のダイアログではデフォルトで現在の最新版が選択されているので、そのまま進みます。(2026/07/25時点ではv0.8.2)
インストール後はHome Assistantの再起動が必要です。設定のところに以下のような通知(バッジ)が出ますので、画面の指示に沿ってHome Assistantを再起動します。

(余談)
HACSで入手できるものとしては「ECHONETLite Platform」統合のほうが古くからあり利用者も多そうなのですが、「HEMS Echonet Lite」統合の作者さんが「ECHONETLite Platform」統合の不満点を解消するためにこれを作ったという説明だったので、「HEMS Echonet Lite」統合を選択しました。
(余談終わり)
HEMS Echonet Liteの初期設定
設定→デバイスとサービス を開きます。
次の画面で、右下にある「統合を追加」をクリックします。
新しい統合の設定 ダイアログで「HEMS Echonet Lite」をクリックします。(検索欄でHEMSなどのキーワードで検索しましょう。)

セットアップウィザードが始まります。


ウィザードが完了したところ。エコキュートとエアコンが検出され名前を設定するダイアログが開きました。(下記画像は名前を変更後です。)

(余談)初回インストールの時はエアコン1台しか検出してくれず、ネットワーク設定(UDPマルチキャスト)などいろいろ見直したのですが、あきらめてHEMS Echonet Liteをアンインストール・インストールしたら解決しました。
エンティティを見てみる
エコキュートのエンティティをいくつか見てみます。
日々のお湯の使用量を取得できればよかったのですが、残念ながら無さそうでした。
残湯量計測値
残湯量が見えます。エコキュートのリモコンで表示されるのと同じく「42℃換算での使用可能量の目安」のようです。(表示される値はタンク容量を超えます。)
給湯温度設定値
給湯温度設定が見えます。
温度変更可能そうな見かけのUIなのですが、エコキュートが変更を受け付けませんでした。(プロパティの書き込みを拒否している様子)
風呂温度設定値、風呂湯量設定3
それぞれ、風呂の温度設定、湯量設定が見えます。
これも、設定変更は受け付けられませんでした。
なぜ風呂湯量設定「3」なのかは謎です。1、2はありませんでした。(Echonet Liteの仕様を見るしかないかな)
給湯中状態、風呂状態動作監視、沸き上げ中状態
それぞれ、お湯を出しているか否か、湯張り中か否か、タンク沸き上げ中か否かが見えます。
給湯中状態は蛇口を開け閉めするたびに変わるので細かいログになりそうです。
風呂自動モード設定
ONにすると湯張りが始まります。エコキュートリモコンの「ふろ自動」ボタンを押すのと同じ効果ですね。
今回はここまで。次回はダッシュボードに組み込みます。



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